2m近い大苗を植える!栃木県鹿沼市で伊藤忠テクノソリューションズ様の視察ツアーを行いました。
10月18日、栃木県鹿沼市で伊藤忠テクノソリューションズ株式会社様(以下、CTC様)の現地ツアーを行い6名の社員の方にご参加いただきました。秋はmore treesの協賛企業のみなさまと各地でツアーを開き植林体験をしていただいていますが、今回植えた苗木はなんと2m近くあるウリハダカエデの大苗。ほかのツアーではなかなか見られないサイズの苗木は果たしてどうなるのか…!?フォトダイジェストでお楽しみください。
■たかが3本、されど3本
まずはその大苗をご覧いただきましょう。じゃん!
大きいですねえ!上のほうは画面からはみ出してしまうほど。苗木を持っているのは、more treesの現地パートナーである植林・育林専門ベンチャー企業「青葉組」の鈴木由清さんです。
ではさっそく苗木を植えましょう。まずは植えるための穴を掘ります。
掘ります、掘ります。
掘ります、掘ります、掘ります。
掘ります、掘ります、掘ります、掘ります!!!!
ふぅ~~~。やっと苗木が植えられるくらいの穴ができたようです。ちょっと手元をアップしてみましょう。
もともとこの場所は全体がササに覆われていたこともあり、土壌はササの根だらけ。一方、植えるウリハダカエデは樹高2m近い大苗だったこともあり根のほうも大きく広がっています。そういうわけで、植えるための穴掘りがいつも以上にハードでした。
やっと鍬を置いて苗木を植えられるようになりました。青葉組の方がサポートしてくれているので心強いですね。
ひとり3本植えるまで帰れません(笑)
ついに大苗の植樹が完了!この日は雨が降っていましたが、そんなことも忘れるほどの晴れやかな表情ですね。
大奮闘のあとは、植林体験を行った植林地の地主であり、林業家でもある金子裕美さんにガイドいただいて山の散策をしました。金子さんの所有地で、15年ほど前に広葉樹を植えた山。先ほど植えたウリハダカエデの苗木たちが十数年後にどんな姿になっているかをみんなで想像しながら歩きます。おなじ15年前に植えた木でも、ある木は見上げるような大きさで、別の木は人の背丈よりすこし大きいくらいだったりします。この辺は密集しているなと思ったら3m超の笹薮だったりと、山の中に入るからこそ見えてくるさまざまな環境や植物の姿を見ていただきました。
ツアーの最後は、CTC様が得意とするITと森林をどう組み合わせられるかという視点でディスカッションを行いました。先ほど山での植樹をサポートいただいた青葉組の代表中井照大郎さんと鈴木さん、山歩きのガイドをしていただいた金子さんにもご参加いただきました。林業ベンチャーである青葉組から挙がったのは、すでにDX化を進めているもののまだまだDX化しにくい部分も多くあるというお話。たとえば立地環境によって施業の難易度は異なる一方で補助金は難易度に関係なく一律、そこをITで解決する手段はないか?など、森づくりのあらたな可能性を探る交わし合いになりました。
以上、日帰りのため短い時間ではありましたが、大苗からITまで、他にはないプログラムになった今回のツアー。CTC様のコーポレートアイデンティティ「Challenging Tomorrow’s Changes」を見てまさにぴったり!と思うような、チャレンジ尽くしのツアーでした。
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※ 本件は、独立行政法人環境再生保全機構 地球環境基金の助成(一部)を受けて実施しました