ストーリー

長野県根羽村で「シチズンの森」が始動しました

more treesが森づくりを進める長野県根羽村で「シチズンの森」が始動しました。

「サステナビリティ」という言葉がまだ根付いていない100年前から「永く広く市⺠に愛されるように」との想いを込めて、市民を意味する「CITIZEN」の名のもと時計を生み出し続けてきたシチズン時計株式会社様。2024年4月1日より、シチズン フラッグシップストア東京・大阪および公式オンラインストアにおけるシチズンブランド製品の売上の一部をmore treesにご寄付いただいています。さらにこの度、more treesが各地で進める「多様性のある森づくり」への法人参加型プログラム「企業の森」にもご参画いただき、more treesと協働で根羽村の森づくりに取り組んでいただくことになりました。

 

■根羽村役場での協定式

名古屋駅から車で2時間ほど、長野県の南西部最南端に位置している根羽村は、人口900人、森林面積92%、村の全世帯が山持ちで森林組合員、村長が森林組合長という全国でも珍しい仕組みを持つ村です。森を村最大の価値ととらえ、村民と行政が一体となって豊かな森林と暮らしを守ってきました。一方のシチズン時計様もグループ会社や生産拠点を持つなど長野県にはゆかりがあります。

これからともに森づくりを進めるにあたり、2024年6月6日にシチズン時計様、根羽村、根羽村森林組合、more treesの4者が根羽村役場に集い、「森林保全および地域活性化に関する連携協定式」を行いました。

▲左から、根羽村森林組合専務理事 鈴木吉明氏、根羽村村長 大久保憲一氏 、シチズン時計株式会社 代表取締役社長 佐藤敏彦氏、more trees事務局長 水谷伸吉 

 

■「シチズンの森」での記念植樹

つづいて小栃地区にある森を訪れ、記念植樹を行いました。役場から車で15分ほど走ると、まず視界に飛び込んできたのは真新しい看板です。

▲地域産のヒノキを使って作られています

前日に雨が降り地面がぬかるんでいたため、社員のみなさんは植林地を一歩一歩慎重に歩いて植樹の場へ向かいます。植樹の前に、more treesスタッフ宮﨑が簡単なレクチャーを行いました。

▲右側で手を挙げているのがmore treesスタッフの宮﨑。「植える前に根の下面はほぐす」「葉は谷側に向けて植える。木が成長すると、谷側に自然と垂れてくる性質を考えて」「植えたあとは土を足でしっかりと踏み固める」などのポイントを説明すると、シチズンの社員のみなさんから「へえー!」という声が聞こえてきました

レクチャーが終わると、いよいよ記念植樹です。ミズナラ、ケヤキ、キハダの3種類の苗木、計15本を植えていただいきました。

▲当日は曇り空で、暑くもなく寒くもなく過ごしやすい天気だったものの、植樹中は「暑い」と汗をぬぐいながらの作業に。一番大変そうだった作業は穴掘りでしたが、植樹後はみなさん満足そうな表情をしていました

 

■地域と企業、ふたつの時が交わって

記念植樹を終えると、車で5分ほどの場所へふたたび移動。国の天然記念物に指定されている村内のスギの巨木「月瀬の大杉」を見学していただきました。

▲大杉と出会ったシチズンのみなさんは想像以上の大きさに「すごい!」と驚きながら写真を撮っていました

推定樹齢1800年ともいわれる大杉に見守られながら、根羽村であらたな時を刻みはじめる「シチズンの森」。2024年秋より、広葉樹を中心に地域の植生にあった樹種を選び、植林を進める予定です。

シチズン時計様webサイトでのニュース記事はこちら:
https://citizen.jp/news/2024/20240607.html

 

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>>長野県根羽村と連携協定を締結しました(2023.12.11)

※ 本件は、独立行政法人環境再生保全機構 地球環境基金の助成(一部)を受けて実施しました

 

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