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高知県梼原町の2地区で植林を実施しました

202352日~2024315日にかけて、「日本最後の清流」として有名な四万十川源流域に位置する高知県梼原町で植林を実施しました。梼原町は、2007年11月にmore treesの森づくりプロジェクト第一号となった場所であり、坂本龍一からmore trees代表を引き継いだ建築家 隈研吾の木造建築のルーツとなった場所でもあります。

施業地は「仲洞地区」と「芹川地区」の2か所。隈研吾がデザインしたことで知られる雲の上のギャラリーを通り過ぎ、梼原町の名所・千枚田をのぼっていった先にあるのが仲洞地区です。0.8haの土地にヒノキ、ヤマザクラ、イロハモミジ、イスノキの4種類の苗木、合計1,200本を植林し、苗木1本ごとにツリーシェルターを設置しました。

梼原町を拠点とし、地域おこし協力隊が中心となり立ち上げられた造林・育林組織「有限責任事業組合KIRecub」が主体となって植林を実施しており、若手の育成の場としても意義のあるプロジェクトとなっています。

町の中心部から車で15分ほどの近さにある仲洞地区とは対照的に、舗装路を20分ほど走ったあと急斜面の林道をひたすらのぼっていくと芹川地区にたどり着きます。芹川地区では1.31haの土地にケヤキ、アカガシ、オニグルミおよび梼原町の町名の由来とも言われているイスノキ(別名「梼(ユス)の木」)など8種類の苗木、合計3,938本を植林しました。また、植林地全体をネットで囲うゾーンディフェンスという手法で獣害対策を行いました。

仲洞地区では、青山商事株式会社様と協働で植林を行っています。芹川地区の植林は、三井住友カード株式会社様と協働で実施しているほか、坂本龍一の遺志を継ぐ植林ドネーションプラットフォームTrees for SAKAMOTO」でお寄せいただいたご寄付も活用しています。

今後も地域の特徴に適した植林の手法や樹種の選定、適切な育林作業を行い、地域および「企業の森」プログラムにご参加いただいた企業等と協働で「多様性のある森づくりを進めてまいります。

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