鳥取県智頭町にて植林を実施しました
2023年8月1日~2024年3月27日にかけて、more treesが「多様性のある森づくり」を進める鳥取県智頭町の埴師(はにし)地区にて植林を実施しました。智頭町は町面積の93%が森に囲まれ、豊かな森の恵みによって古くから林業が栄えてきた町。なかでも埴師地区は、智頭町から鳥取市内を流れて日本海に注ぐ千代川(せんだいがわ)の源流域にあり、生物多様性や水源涵養機能の点からも重要なエリアです。
今回は0.78haの町有林にサワグルミ、ウワミズザクラ、ミツデカエデ、シナノキ、ナツツバキなど、智頭町に自生している9種の広葉樹の苗木、計115本を植林しました。智頭町で活躍する気鋭の自伐型林業集団・合同会社MANABIYA(まなびや)と協働で、既存のスギ人工林を活かしながら、針葉樹と広葉樹がミックスした混交林を目指しています。
人工林の強度間伐(通常の間伐よりも多く間引く作業)によって空いた空間に、広葉樹の苗木を植える「樹下植栽」というこの手法は、皆伐(一定の面積の木をすべて伐採する方法)後の再造林などと比べて環境に与える変化が少ないとされています。
また、イタヤカエデやチドリノキなど、植林地内の既存の広葉樹はそのまま残し、天然更新を促進。植林地全体をネットで囲うゾーンディフェンスによる獣害対策も施しています。
今後も地域の特徴に適した植林の手法や樹種の選定や適切な育林作業を行い、「多様性のある森づくり」を進めてまいります。
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