ストーリー

岩手県住田町の植林地で生育調査を実施しました

2023年6月8日、more treesが「多様性のある森づくり」を進める岩手県住田町の箱根峠にて、生育調査を実施しました。
対象地は、2021年から植林を進めている0.86haの土地で、ウリハダカエデ、ツリバナ、ヤマボウシ、エゴノキなど、地域の植生に合わせた広葉樹の苗木を植えています。

本調査は住田町役場および気仙地方森林組合と協働で実施し、樹高測定や枯死率の調査などを通じて植林木の生育状況を確認しました。
植林地では、獣害対策として苗木ごとにツリーシェルターを設置していましたが、枝先がネットに絡まって先枯れしたり、ネットから飛び出した枝がシカやノウサギに食べられてしまっている個体が目立ちました。
一方で枯死率は比較的低く、何らかのダメージを受けつつもほとんどの個体が生存していました。植林地の周辺にはあちこちにシカやノウサギと見られる痕跡が残されていたことから、ツリーシェルターなどの獣害対策が一定の効果を上げているといえます。

また、今年度植林を予定している施業地を視察し、植林樹種や獣害対策について打ち合わせを行いました。今回の生育調査の結果を踏まえつつ、今後の施業にも反映させ、引き続き地域の方々と協力しながら森づくりを進めてまいります。

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