「青葉組」が栃木県周辺の「不採算森林の買取サービス」開始、more treesと協働で「多様性のある森づくり」を行います
植林・育林専門集団「青葉組」を展開する株式会社GREEN FORESTERS(以下「GF社」)が、栃木県および周辺県における放置林や再造林放棄地など、個人所有者では手入れの行き届かない森林を10,000円で買い取る「不採算森林の買取サービス」を開始します。more treesはGF社と連携し、買い取り後の森林を「多様性のある森」に再生させることを目指します。
【「不採算森林の買取サービス」の概要】
・対象エリア: GF社が主に展開する栃木県および北関東エリア(茨城県、群⾺県)
・対象地: 広葉樹林やスギ・ヒノキなどの⼈⼯林、再造林放棄地などの⼭林、保安林
・基本購入単位:10,000平⽅メートル(約3,000坪、1ヘクタール)ただし、それ以下の⾯積でもご相談ください。
・売買価格: 10,000円(1ヘクタールあたり)、移転登記費用はGF社負担(但し、所有者様の印鑑証明書発行費用は所有者様負担)
・売買条件: 山林所有者様に売却意思があること。その他、買取には各種条件があります。
・購入面積上限: 約100ヘクタール程度
※ご興味のある⽅は、お⼿元に課税明細書をご⽤意の上、お早めにお問い合わせください。
お問い合わせ先: 株式会社GREEN FORESTERS
info@greenforesters.jp
0287-20-8005 (担当:岩田)
≫詳しくはこちら
■「不採算森林」の現状と課題
日本の森林所有構造は、世代交代と相続を背景として小規模所有の個人が多数存在し、所有面積10ha未満が林家数の9割を占めています(※1)。これらの森林所有者は、所有者自身の高齢化や地域外への転勤等により、積極的に森林管理・経営を行うことが困難なケースが多く、結果として、
①過去に植林した人工林等を管理できていない「放置林」
②伐採後に再植林を実施できず、森林に戻っていない「再造林放棄地」
等が発生しています。
(※1)令和4年度森林・林業白書
これらの「不採算森林」は、手入れにかかるコストがかさむため、民間事業者に管理を委託しようとしても対応が難しく、負の財産となってしまっている現状があります。
■more treesと協働で不採算森林を再生
この問題を解決するために、植林・育林専門企業であるGF社が森林の買い取りを進め、more treesと協働で「多様性のある森」への再生や、適切な森林管理を行います。さらに「企業の森」としてご協賛いただける法人を募り、地域の環境や実情に合わせた持続可能な関係性を構築していくことを目指します。
GF社が実施された事例として、大田原市森林組合から依頼を受けた森林再生事業があります。山火事により森林が消失して長年再生できていなかった場所において、繁茂した雑草の刈り払いから再植林までをGF社が請け負いました。
本事例は森林所有者の方から必要な費用を徴収していますが、企業協賛を得ることにより、より広範囲にわたり継続的に森林の再生や管理を行っていくことを目指しています。
≫「大規模山火事から45年。放置林となった山の再生ストーリー」はこちら(青葉組note)
■GF社が植林・育林企業として森林を購入する意義
森林購入・再生事業において、肝となるのが植林・育林人材の存在です。SDGs、ESG、30by30…等々、企業側が森林に対して関心を持つことが増えてきている一方で、特に植林・育林に関する人手不足は顕著であり、実行する人材やノウハウが足りないというのが現状です。
GF社では、林業業界の人材不足問題を解消するため、”森づくり”による新しい働き方の創造に挑戦されています。週休2日を廃止した3勤1休制度、年複数回の給与改定、ドローン等最先端技術の活用等、現場従事者本位の柔軟な働き方を追求することで、主な拠点とする栃木県を中心に、植林・育林企業として人材の採用・育成を進められています。
一番のボトルネックである植林・育林人材を社内に有することで、購入した森林の適切な管理を行うことができます。また、 GF社とmore treesが連携して「多様性のある森づくり」を進めることで、更なる植林・育林ノウハウの獲得や浸透も期待できます。
■参画企業は随時募集中
本取り組みへの参画については、現在複数社と調整中です。ご賛同・ご協賛いただける参画企業を随時募集しておりますので、下記までお問い合わせください。
お問い合わせ先: 株式会社GREEN FORESTERS
info@greenforesters.jp
0287-20-8005 (担当:岩田)
一般社団法人more trees
info@www.more-trees.org
03-5770-3969 (担当:岸・宮﨑)
≫詳しくはこちら