東京学芸大学附属国際中等教育学校にて講義を行いました
1月26日、東京学芸大学附属国際中等教育学校にて、高校3年生の選択授業「国際協力と社会貢献」で講義を行いました。
この授業は特定非営利活動法人日本ファンドレジング協会と連携して行われており、30万円という金額を候補先である3団体のうちどこに寄付をするか、高校生たちがリサーチし、議論や考察を経て最終的に自分たちで決定します。
寄付先の候補の一つとして、more trees事務局長の水谷がゲストスピーカーとなり、森林の現状や都市との関係について説明しました。
高校生のみなさんは、一見遠い存在である森林と自分たちとの関係を見つめ直すとともに、一生活者、一消費者としての選択や行動次第で、森林のある地域やそれを生業にしている生産者たちを応援することができると知り、自らにできる社会貢献について具体的に掘り下げて考えてくれました。
国産材を使うことで日本の林業を応援できること、FSC(※1)やRSPO(※2)マークが付与された商品を選ぶことで世界の環境や貧困問題にも寄与できること。今回高校生のみなさんが気付いてくれたことは、私たち大人もまた実践すべき大切なことです。
SDGs(※3)をはじめとする地球規模の目標に向け、私たちにできることはたくさんあります。次世代により良い社会や環境を残すためにも、若いみなさんをはじめ多世代の方々に様々な気付きを得ていただけるよう、more treesとして活動をより深めていきたいと思います。
※1
FSC:森林管理協議会(FSC:Forest Stewardship Council)が、森林とその森林から生産される木材などの流通や加工のプロセスを評価し、認証する制度。環境、地域社会、経済等に考慮し、持続可能な形で適切に管理された森林から生産された木材などに与えられる。
※2
RSPO:「持続可能なパーム油のための円卓会議(Roundtable on Sustainable Palm Oil)」が、環境や社会に配慮して生産されたパーム油に与える認証制度。生態系や生物多様性保全の義務、労働者や農園との公平な関係などを求める原則に基づき、生産や流通過程も含めて持続可能な形で管理されたパーム油に与えられる。
※3
SDGs(持続可能な開発目標):2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」にて記載された2016年から2030年までの国際目標。貧困や飢餓、教育、エネルギー、気候変動、海や陸の豊かさなど、開発途上国と先進国が一丸となって達成すべき様々な目標で構成されている。
※more treesでは、企業、一般、学生、行政、教育機関など、受講者やシーンに合わせて幅広いメニューや学びの場を提供しています。また、全国各地のシンポジウムやセミナーへの講師派遣もいたします。お気軽にお問い合わせください。
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