ストーリー

第2回more treesトリエンナーレ開催のご報告

「more treesの森」のある全国11か所の地域の皆様が、3年に一度、一堂に会する場として2013年に始まった『more treesトリエンナーレ』。
第2回目となる今回は、8月25日(金)~27日(日)の3日間にわたり、全国各地より約50名の方にお集まりいただき、「more treesの森」の第1号がある高知県梼原町にて開催しました。

トリエンナーレの初日は、「more treesサミット」と題した各地域の活動・事例発表や、会場となった梼原町の森林を活かした取組みの紹介、そしてmore treesに関わる皆様にはお馴染みの「練習の会(懇親会)」を盛大に執り行いました。

2日目の午前中は、「more treesの森」および三島神社や木橋などの木造建築を見学。午後からは高知県が取組む森づくりの活動を紹介するイベント『第10回協働の森フォーラム』に参加し、梼原町にある4つの木造建築の設計を手掛け、more treesオリジナルプロダクト「つみき」のデザイナーでもある建築家・隈研吾氏の基調講演を拝聴しました。
今回のトリエンナーレでは、「雲の上のホテル」「雲の上のギャラリー」「梼原町総合庁舎」「マルシェユスハラ」と、隈氏が手掛けたすべての建築物を訪れましたが、講演の内容から、隈氏自身が木の町・梼原の魅力を強く感じており、その後の建築へ大きな影響を与えたことが伺えました。

また事務局長の水谷がファシリテーターを務めたパネルディスカッションでは、「森の力」を活かす各地域・企業の取組みが披露され、森林や木材のさらなる可能性を感じることができました。
夜は『協働の森フォーラム』との合同懇親会が開かれ、一つの杯で交互にお酒を酌み交わす高知流の「返杯」をする姿があちこちで見られるとともに、地域を超えた交流が生まれていました。

最終日となる3日目は、木質ペレット工場の「ゆすはらペレット」や「梼原町森林組合」の製材所、また梼原町が取組む植栽の実験地である「谷の越団地」を見学しました。急峻な四国山地の森や梼原町の活動を目にした参加者の方々は、それぞれ自分たちの地域との違いを実感しておられたようです。
最後に地元の食材をふんだんに使った農家レストラン「くさぶき」にて昼食をいただき、美味しい手料理の数々とともに3日間の思い出を噛み締めました。

お忙しい中、今回のトリエンナーレにご参加いただいた各地域の皆様、そして準備や当日の進行にご尽力いただいた梼原町の皆様、この度は本当にありがとうございました。more treesに関わっていただいている皆様に支えられて、学び多き『第2回more treesトリエンナーレ』を開催することができましたこと、改めて感謝申し上げます。

これからも皆様とともに各地の森を元気にする活動を続けてまいりますので、今後とも温かいお力添えをよろしくお願いいたします。

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