【コラム】六本木ヒルズに仮設住宅が!
7月29日-31日の3日間、六本木ヒルズ アリーナで住田町の木造仮設住宅の展示を行ない、無事終了。
今回は、東京のド真ん中にあえて仮設住宅を展示することで、東京では日々風化しつつある震災の記憶を再認識していただくとともに、木のぬくもりと、more treesが住田町と取り組むプロジェクトのことをより多くの人に知っていただくことも狙いでした。
我々にとっても、住田町にとっても、こうした取り組みは初めてのことだったので、実際に搬入、組立と撤去にどのくらいの時間を要するのかは正直ヒヤヒヤしていました
実際にふたを開けてみると、組立に10時間、撤去に3.5時間ということで想定内どころか、想像以上にスムーズでした。
※一連の流れは、facebookのフォトギャラリーに収めています
実際に靴を脱いで上がれるということで、ホントに多くの皆さんに体感してもらえました。
特に、お子さんが押し入れやお風呂に隠れてかくれんぼしたり、裸足で嬉しそうに走り回ったりしていたのが印象的でした。
この写真にも映っていますが、住田町の仮設住宅には、木質ペレットストーブを寄贈する予定。住田には既にペレット製造設備があるので、ストーブが入れば灯油に頼らずに暖がとれることになります。
エネルギーの「地産地消」ですね。
一般的にペレットストーブは大きく場所をとるし、20畳くらいの広さに対応しています。今回は、新潟の仲間(WPPC)と協力し、コンパクトで仮設住宅に対応した機種を開発していただきました!
それと会場では、仮設住宅の展示だけでなく、岩手特産品のマルシェも開催。住田町の鶏ハラミ(これは絶品!)や地ビール、野菜などを販売。
会場に設置した募金箱には、429,058円のご支援をいただきました。深く感謝申し上げます。
住田町はじめ出展者、関係者の皆さんも本当にお疲れ様でした!
とはいえ、木造仮設住宅 約100棟分の建設資金として掲げた目標額の3億円にはまだまだ遠い道のり(今日現在で3,300万円弱)。
一つ大きなイベントが終わったとはいえ、ボクらにとってもまだまだ通過点なんです。。。
引き続きご支援よろしくお願いいたします。
http://life311.more-trees.org/
水谷伸吉