北海道 滝上町
ほっかいどう たきのうえちょう
オホーツク地方のバイオマス産業都市
滝上町(たきのうえちょう)は、北海道の北東部に位置し、四方を山に囲まれた自然豊かな町です。町内の市街地を流れる渚滑川は「錦仙峡」と呼ばれ、本格的な渓流釣りや紅葉などが楽しめる景勝地としても親しまれています。
日本最大級のスケールと言われる「芝ざくら滝上公園」は、約60年の年月をかけ町民の手で増殖された約10万平方メートルの芝ざくらが咲き誇り、5月から6月にかけて多くの人で賑わいます。
滝上町が農業生産量日本一を誇るハッカをはじめ、300種類ものハーブが育てられている香りの里ハーブガーデンでは、世界のさまざまなハーブに触れることができるだけでなく、食事やワークショップなども楽しむことができます。
人口2,300人ほどの小さな町ですが、林業や木材産業も盛んで、育苗や造林、製材やバイオマス利用など、豊かな森林資源を活用してさまざまな事業に取り組んでいます。町内のホテルや認定こども園などにも積極的に木質バイオマスボイラーが導入され、熱供給が進められています。また木質チップの一部を家畜の敷料に使用したことで、家畜の糞尿も敷料と混ぜて100%堆肥化が可能となり、川の水質も改善され始めています。こうした取り組みが国に評価され、滝上町は「バイオマス産業都市」にも選定されています。
more treesは、北海道内の4町(下川、足寄、滝上、美幌)で構成する「森林バイオマス吸収量活動推進協議会」と協定を締結し、森づくりやオフセット・クレジットの活用に取り組んでいます。
- 地域名
- 北海道 滝上町
- 協定開始時期
- 2009年4月~
- 実施パートナー
- 滝上町、森林バイオマス吸収量活動推進協議会(下川町、足寄町、滝上町、美幌町)
- カーボン・オフセットクレジット
- J-VER / Jクレジット