長野県 木曽町
ながのけん きそまち
守られてきた木曽五木の産地
木曽町(きそまち)は長野県の南西部に位置する山間の町です。3,000m級の険しい山々に囲まれ、町の中央には木曽川が流れています。
西にそびえる御嶽山は、独立峰としては富士山に次ぐ高さを誇り、日本有数の霊峰として知られています。登山道の一部である「御嶽古道」には、歴史ある神社や深い原生の森、清らかな滝が点在しており、自然と文化に触れながらトレッキングを楽しむことができます。また、御嶽山の麓に広がる開田高原には豊かな自然と美しい原風景が広がり、「日本で最も美しい村」にも認定されています。
木曽川の上流域にある木曽谷は古くから木材の産地として名を馳せていましたが、江戸時代には建築材などの需要の増加により森林伐採が進み、山は荒れていく一方でした。そこで尾張藩により森林の保護政策が行われ、ヒノキ、アスナロ、コウヤマキ、ネズコ、サワラの5種類の常緑針葉樹を木曽五木と呼び、伐採が禁止されました。その後も伐採禁止地域や樹種を拡大させることで森林の保護に努めた結果、木々が生い茂る美しい山を取り戻したことから、山々の荒廃に悩んでいた全国の規範となったとも言われています。
- 地域名
- 長野県 木曽町
- 協定開始時期
- 2023年7月~
- 実施パートナー
- 木曽町、木曽森林組合、株式会社Tree to Green
- カーボン・オフセットクレジット
- J-VER / Jクレジット