北海道 美幌町
空と大地の別天地
美幌町(びほろちょう)は北海道の東部に位置し、日本最大のカルデラ湖である屈斜路湖や世界でも有数の透明度を誇る摩周湖にも近く、美幌峠をはじめ多くの観光客が訪れる自然豊かな町です。広大でなだらかな土地が多く、半径3kmに人口の9割が居住するコンパクトシティでもあります。
古くから林業が盛んな同町は道内有数のカラマツの生産地でもあり、1941年に全道初の森林組合が設立され、2005年には道内で2番目にFSC森林認証(※)を取得し、国際的な管理ルールに基づいた林業を実践しています。環境的にも経済的にも持続可能な森づくりを目指している同町では、地域産材の活用も積極的に進めており、2015年にオープンした木育ひろば「きてらす」の遊具はすべてFSC®森林認証を取得した美幌町産のカラマツやトドマツなどが使用されています。
肥沃な大地と豊かな水に恵まれた同町では農業も盛んで、主にビート(甜菜)、小麦、ジャガイモ、タマネギなどが栽培されています。近年では気候条件を生かしたアスパラガスの生産も行われており、国産のアスパラガスがほとんど採れなくなる初冬の出荷を目指した伏せ込み栽培と呼ばれる方法で生産が進められています。
more treesは、北海道内の4町(下川、足寄、滝上、美幌)で構成する「森林バイオマス吸収量活動推進協議会」と協定を締結し、森づくりやオフセット・クレジットの活用に取り組んでいます。
※FSC認証…森林管理協議会(FSC:Forest Stewardship Council)が、森林とその森林から生産される木材などの流通や加工のプロセスを評価し、認証する制度。環境、地域社会、経済等に考慮し、持続可能な形で適切に管理された森林から生産された木材などに与えられる。
- 地域名
- 北海道 美幌町
- 協定開始時期
- 2009年4月~
- 実施パートナー
- 美幌町、森林バイオマス吸収量活動推進協議会(下川町、足寄町、滝上町、美幌町)、旭小学校、美幌博物館
- カーボン・オフセットクレジット
- J-VER / Jクレジット