ストーリー

世界遺産「熊野古道」のあるまち和歌山県田辺市と白浜町で26,175本を植林しました


2024年8月11日~12月3日にかけて、more treesが「多様性のある森づくり」を進める和歌山県田辺市とお隣の白浜町にて、現地の森づくりパートナーである株式会社中川と協働で26,175本の植林を行いました。一帯は世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」、通称「熊野古道」もあり、紀伊半島の深い山々が連なる地域です。

ウバメガシ13,303本

▲ウバメガシの苗木。ウバメガシは紀州備長炭の原料としての長い歴史もあり、地域の森を象徴する樹木です

熊野古道のひとつ「中辺路」(なかへち)は、和歌山県南西部の田辺から東の山岳部へと分け入り、熊野三山に向かう参詣道です。その道の名を冠した田辺市中辺路町の近露(ちかつゆ)にある植林地でウバメガシ930本(0.31ha)を植林しました。また、田辺市のお隣・白浜町の十九渕(つづらぶち)にある植林地では12,330本(4.11ha)のウバメガシを植林。さらに中辺路町温川では協賛企業ツアーの植樹体験で43本のウバメガシを植え、3つの地域であわせて13,303本(4.42ha)のウバメガシを植林しました。

▲1段目:近露の植林地、2・3段目:十九渕の植林地

これらの植林地は法人参加型プログラム「企業の森」を通じて株式会社セールスフォース・ジャパン様に森づくりへご参画いただいています。

 

■ウバメガシなど9つの樹種を12,872本

田辺市龍神村三ツ又にある植林地では、9,750本(3.25ha)のウバメガシを植林しました。

中辺路町白久野の植林地では、9種類3,122本(1.04ha)を植林。樹種は、ウバメガシ、アラカシ、シラカシ、クヌギ、コナラ、ケヤキ、ヤマザクラ、イロハモミジ、アカシデです。

三ツ又と白久野の植林地は、マニュライフ生命保険株式会社様に森づくりへご参画いただいています。


■苗木を守るためのひと手間

今回は5つの植林地であわせて26,175本・8.71haの植林となりました。いずれの植林地でも、植林地全体をネットで囲うゾーンディフェンスという手法で植えた苗木を守る獣害対策を施しています。今後も土地の条件や特徴をふまえて樹種の選定や森の手入れ、生育状況の調査などを行い、多様性ゆたかな森づくりを進めてまいります。


more treesの森づくりは、地域の行政や森林組合、林業家、住民など現地で活動する森づくりパートナーのほか、企業の森プログラムへご参画の企業のみなさま、more treesへご寄付いただいている個人や法人のみなさま、高度な知見を持つ専門家のみなさまなど、さまざまな方々と協働・協同で取り組んでいます。

「多様性のある森づくり」について詳しくはこちら

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