ストーリー

高知県梼原町にて「多様性のある森づくり」に関する勉強会を実施しました

1月23、24日の2日間にかけ、「多様性のある森づくり」の一環として、more treesの森がある高知県梼原町にて広葉樹造林に関する勉強会を実施しました。当日は梼原町役場や地域おこし協力隊の方々をはじめ、同じくmore treesの森がある高知県中土佐町の関係者や一般の方を含む約30人が参加されました。

本勉強会の開催にあたり、2022年にmore treesと協定を締結した和歌山県田辺市にて、ともに森づくりに取り組む株式会社中川の創業者である中川雅也氏を講師としてお招きしました。田辺市に拠点を置く株式会社中川は、「木を伐らない林業」をテーマに造林・育林事業を展開する林業ベンチャー企業であり、地域に根ざした先進的な森づくりを行なっています。

「広葉樹造林や育苗に関する取り組み」と題した初日の講演では、同社が田辺市にて行っているドローンを活用した資材運搬や周辺地域を巻き込んだ育苗など、造林・育林事業の具体的な取り組みについてご紹介いただきました。講演後には、参加者からさまざまな質問が寄せられ、積極的な意見交換が行われました。

2日目は、梼原町にて「多様性のある森づくり」を進めている仲洞地区の植林地を視察しました。雪が降り積もる中での視察となりましたが、中川氏からは現状を踏まえた今後の施業方法や広葉樹の利活用について具体的なアドバイスをいただきました。

本勉強会は、各参加者、特に梼原町の林業関係者が広葉樹造林について知見を深める貴重な機会となり、今後は同町における広葉樹造林や育苗に関わる人材の育成促進とともに、周辺地域への波及も期待できる、その重要な第一歩となりました。

今後も各地の環境や実情に合わせた「多様性のある森」を目指し、他地域との情報交換や専門家の方々のアドバイスをいただきながら、引き続き地域の皆さまとともに活動を進めてまいります。

※ 本件は、独立行政法人環境再生保全機構 地球環境基金の助成(一部)を受けて実施しました

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