ストーリー

『第4回more treesトリエンナーレ』/『more treesシンポジウム 〜地域と歩む、多様性のある森づくり〜 』開催のご報告


3年に一度、more treesの森がある地域の皆さまが一堂に会する『more treesトリエンナーレ』。4回目となる今回は、奈良県天川村にて11月10〜12日の3日間にわたって開催し、天川村森林塾の方々を含め全国各地より約50名の方にお集まりいただきました。
また本期間中、2019年から取り組みを開始した「多様性のある森づくり」に関連する催しとして、『more treesシンポジウム 〜地域と歩む、多様性のある森づくり〜 』および集合研修も同時開催いたしました。

初日の『more treesシンポジウム』では、自然配植技術協会会長およびNPO法人森林再生支援センター常務理事の髙田研一氏を講師にお招きし、第1部の基調講演として「一本の木から考える地域で取り組む森づくり」をテーマにお話しいただきました。
第2部ではmore trees事務局長の水谷より、各地のmore treesの森で取り組む「多様性のある森づくり」の事例とともに、森づくりを通じた地域の方々や企業などとのパートナーシップについて話題提供を行いました。続くパネルディスカッションでは、天川村地域林政アドバイザーの杉本和也氏にもご登壇いただき、髙田先生、水谷の3者で「協働で取り組むこれからの森づくり」をテーマに議論を深めました。

2日目には、各地で 森づくりに携わる担当者や関連部署の皆さまを対象とした集合研修を実施しました。午前中の座学では、初日のシンポジウムでの講話を踏まえ、髙田先生から自然配植や地域性苗木に関する専門的なご説明をいただいたほか、参加者同士での情報交換も行いました。午後の現場視察では、昨年植林を実施した施業地や、苗木の生産を行う苗畑、また地域産材の活用方法として、天川村の温泉で使われている薪ボイラーの見学を行いました。

3日間、各プログラムの合間をぬって、参加者同士の交流も活発に行われていました。交流会では食事やお酒を楽しみながら各地の情報交換をしたり、久々の再会に笑顔も見られるなど、私たちmore treesスタッフを含め、大変充実した時間を過ごすことができました。

お忙しい中ご参加いただいた各地域の皆さま、事前準備や当日の進行にご尽力いただいた天川村の皆さま、また、more treesに関わっていただいている多くの皆さまに支えられて、『第4回 more treesトリエンナーレ』を開催することができましたこと、心より感謝申し上げます。
これからも皆さまのお力をお借りしながら、地域に寄り添った森づくりを続けてまいりますので、今後とも温かいご協力のほどよろしくお願いいたします。


■『more treesシンポジウム 〜地域と歩む、多様性のある森づくり〜 』
 開催日時:2022年11月10日(木) 15:00〜17:30
 会場:天川村山村開発センター
 主催:一般社団法人more trees
 共催:天川村
 アーカイブ配信:
  ◎基調講演「一本の木から考える地域で取り組む森づくり」
   髙田研一氏(自然配植技術協会 会長・NPO法人森林再生支援センター 常務理事)
  ◎話題提供「森づくりとパートナーシップ」
   水谷伸吉(一般社団法人more trees 事務局長)
  ◎パネルディスカッション「協働で取り組むこれからの森づくり」
   髙田研一氏、杉本和也氏(天川村地域林政アドバイザー )、水谷伸吉


※ 本企画は、独立行政法人環境再生保全機構 地球環境基金の助成(一部)を受けて実施しました

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